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通訳者を効果的に利用するために

初めて通訳者を使う場合に参考にしていただければ幸いです。

  1. 手配


  2. 通訳者の手配はイベント等の開催が確定した段階で予約を入れておくことをお勧めします。 同時通訳者なら6ヵ月前でもけして遅くはありません。逐次通訳の場合でも大切な会議なら3ヵ月前から手配されています。後は各々のエージェントのキャンセルに関する決まりを良く理解しておくと不必要な出費をふせぐことができます。

  3. 料金


  4. 通訳者の料金は通訳者を全体で何時間拘束するかで決まります。 例えば、午後のセミナーに通訳者が必要となる場合、そのセミナー自体の長さが3時間であったとしても、セミナーには打ち合わせが必要になります。 セミナーの直前に打ち合わせをセットでき、拘束時間が4時間以内におさまる場合は最低の半日料金のみとなります。(注:エージェントによっては3時間以内を半日とするところがあります。)

    打ち合わせが主催者、演者の都合で午前中に予定される場合は通訳者はその日一日拘束されるため、全日料金(8時間以内)の請求となりますので、予算がない場合は日程の組み方を考慮することをお勧めします。

    通訳者は1時間単位では派遣されません。半日か全日という契約になります。従って、たとえ仕事が1時間以内で終るものであったとしてもその通訳者の半日料金分が請求されます。

  5. 資料


  6. 通訳者は仕事/会議の内容を熟知している必要があります。今までの海外の企業とのやりとり(通信文、関係資料)等を参考資料として、事前に通訳者に渡しておくと当日の会議はよりスムーズに運びます。勿論当日会議(セミナーの場合は会場の参加者に配られるものを含む)で使用する資料も通訳者の手元になければなりません。

    会議参加者の名簿は日英で必要となります。これは参加される方々の団体名、役職の英訳をかってに通訳者がつくるべきではないからです。主催者側で事前に調べておいてくだされば大変助かります。(着席スタイルの夕食会等にも必要)

    セミナーや講演会等沢山の情報を短時間で提供する場合は、主催者側の責任で講演の原稿を依頼しておくことがセミナーを成功させる上で不可欠な条件となります。原稿を用意されない演者の方に関しては、充分な打ち合わせの時間が必要となります。

    原稿がない場合でも、必ず資料(OHP, スライド)をもってくることが多いので当日使用するものの確認をとり、至急通訳者に流してください。

    又通訳者は会議の分野によっては専門用語を事前に学習しなければなりません。資料が日英で用意されているものがあれば通訳者側の準備時間も短縮されます。必ずしも対訳のものでなくても結構です。外国人の通訳をする場合、日本語の参考資料があるとその業界用語を適切につかった正確な通訳が期待できます。

  7. 打ち合わせ


  8. シンポジュームやセミナー等の通訳には打ち合わせが必要です。この打ち合わせというのはイベント全体の関係者との打ち合わせというより、演者と通訳者との打ち合わせを意味します。 当日使用する原稿の中にでてくる表現の意味の確認、固有名詞、重要な数字、原稿の変更箇所の打ち合わせとなります。演者の方が特にネーティブではない場合、その方の話す英語に慣れるという通訳者にとっては貴重な時間でもあります。

  9. 業務内容


  10. 通訳は専門職であり、言葉の橋渡し役をつとめるエキスパートであります。よく誤解されるのが、外国語を訳すという意味において、翻訳もついでに依頼されることありますが、翻訳はまったく別の業務であり、税金の問題もあることから、通訳者として派遣されている時は、紙に訳を書く作業は含まれませんので、注意が必要です。

    通訳者は女性が多く、専門以外の業務を強いられることが時々あります。朝一番で集合場所に行くと、雑巾をもたされ、事務所の掃除をさせられたことが札幌市内でありました。通訳業務以外の仕事はお引き受けいたしかねます。

    通訳には逐次と同時通訳があります。逐次は演者がいくらか話した後、とまっていただき、その間に通訳者が訳を伝えるのがそれに当たります。 同時は演者の方が間を空けずに話すことができるようにするやりかたです。聴衆する側はイヤフォンをつけて訳を聞くことができます。

    時間が限られている場合、ウィスパリングで通訳をすることも可能です。外国人の 人数が少ない場合(2名程度)、日本人の発言を外国人の側でささやくスタイルの通訳です。 ウィスパリングは基本的には同時通訳であり、複数の通訳者が交替で通訳する必要がありますので、数時間の会議を一人の通訳者にウィスパリングさせるのは、暗算を連続で何時間もさせることに似ています。集中力には限界があります。ブース内でおこなう同時通訳は通常15分ー20分交替でおこなわれます。

    会議を一日おこなう場合、体制としては、逐次では2名、同時では3ー4名の通訳者が必要です。 又半日の講演会においても演者が複数いる場合は通訳者の追加も必要になってきます。 3時間のセミナーを一人の通訳者が担当する際は、通訳者の休憩の時間をいれなければなりません。休憩を入れることが不可能な場合は、通訳を必要としない演者やビデオを途中でいれるなり、プログラムを調整することで問題が解決される可能性もあります。

  11. 同時通訳設備


  12. 同時通訳用のブースが最近道内でも整備されるようになってきています。問題は通訳者の作業を考えずに設計されているものが中にあることです。ブースの数が多いと外から見て驚いていると、中に入ってびっくり!一人しかはいるスペースがなかったり、ヘッドフォンがひとつしか用意されていなかったり、同時通訳者はペアで仕事をするという認識がブースを設置したメーカ側にも欠けているようです。 今一度機械に2つのヘッドフォンが接続されていることと2人の通訳者がすわって作業できる環境になっているかをお確かめください。(デスクライト等も)

    又演者の顔や、OHPやスライド等を映しだすスクリーンがブースの窓から見えない場合は、大変作業がしずらく、ブースの設置の仕方を見直していただきたいところがあることも事実です。


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問い合わせ先:

北海道通訳者協会
  代表  加島 郁子
  Mobile: 090-6999-5410
  e-mail: hicom.hokkaido@gmail.com

  会長  泉 園子
  Mobile: 090-2812-6753
  e-mail: hicomchair@gmail.com

Website: http://www.hi-communicators.org/